日頃の歯のお手入れに、自信を持っている方は少ないのではないでしょうか。日本人と欧米人を比較してみると、80歳の時点で残っている歯に10本もの差があります。一般的に、日本人が行っている歯のお手入れは以下の4つになります。
どうやら、これだけでは自分の歯を生涯守ることはできないようです。では、どうしたらいいのでしょうか?アップルデンタルクリニックでは、以下の4つが大切だと考えています。
お口の中の細菌を意識した、1日1回の質の高い歯磨きを目指しましょう。なにも1日3回3分キチンと磨かないとダメという訳ではありません。
細菌が一度破壊されたバイオフィルム(むし歯の元)を再構築するのには、約24時間かかります。 ですから1日1回、寝る前の歯磨きの質を向上してあげれば、必要以上に細菌は増えすぎないのです。
歯ブラシをレベルアップすると歯石もつかなくなります。 当院でご説明しますが、コツは歯と歯ぐきの境目を丁寧に1本ずつ磨くこと、そして糸ようじ(デンタルフロス)をすることです。
大人になったら、むし歯になるのは歯と歯の間です。そこからいつの間にかむし歯になり、神経をとることになってしまいます。なぜむし歯になるかというと、歯と歯の間というのは、歯ブラシだけだとほとんど磨けていないからです。
歯ブラシだけだよという人は、磨くべき面積の40%を毎日磨いてないことになります。
常に磨けていないということは、毎日磨いていないのと同じことなのです。
歯ブラシはデッキブラシのような形をしていて、平らなところを磨くのは得意ですが、垂直な動きは苦手です。歯ブラシで磨けるのは歯の5面のうち3面です。 残りの2面はフロスでないと磨けないのです。
欧米ではフロスの使用は、日本に比べてかなり一般的です。
日本ではコンビ二やスーパーでも必ず売られていますが、使っている人は少ないようです。 私の見解では、歯ブラシよりもフロスの方が大切です。
自分の背中が良く洗えないように、自分のお口を一番磨けないのは自分です。ですから自分では磨けているつもりでも、細菌が停滞しているところが、必ずできてしまいます。
細菌を停滞させたままにしておくと、歯に穴が開き歯ぐきが腫れ、歯を支える骨も吸収して、むし歯や歯周病になってしまいます。セルフコントロール(毎日自分で行う歯磨き)だけでは足りない部分を、プロの歯科衛生士がケアします。
知識と技術を持って、虫歯の元になるバイオフィルムを破壊し、細菌を取り除くのが、歯科クリーニングの役目です。大切な歯を守るために、定期的に歯科のクリーニングを受けることを習慣にしてください。
セルフコントロールと歯科によるクリーニングをより効果的にするために、3DS(Dental Drug Delivery System)を使って、虫歯菌の質と数をコントロールしていくことも効果的です。
3DSは高濃度の殺菌剤を、自分専用のマウスピース内に入れて、そのままお口に装着します。これによって虫歯菌・歯周病菌を殺菌します。
3DSを行うと歯がつるつるになり、殺菌剤の効果でお口の中に爽快感が広がります。また虫歯菌が少ない状態になるので、これまで虫歯に悩まされてきた人も、毎日のセルフケアだけで虫歯を予防できるようになるのです。
詳しくは、歯周病治療3DSをご覧ください。約4ヶ月の効果が得られますので、4ヶ月に1回の使用が予防に効果的です。
いかがでしたでしょうか。歯を守るのは決して難しいことではありません。日常のルーティンとして、正しい習慣を身につけてしまいましょう。
以上の4つを行っていくことによって、一生自分の歯を残していくことができます。 これからは自分の口は自分で守るという意識のもとに、プロの技術や知識を利用していくことが大切になっていきます。
そのためにもぜひ、アップルデンタルクリニックをご利用ください。